果物を食べたときに口の中のかゆみ、イガイガを感じることはありませんか?
その原因として、花粉のアレルゲンと果物のアレルゲンにある程度似ている物質が存在することが考えられます。
シラカンバやハンノキ花粉にはPR-10と呼ばれるタンパク質があり、バラ科の果物(リンゴ、ナシ、サクランボ、モモ)や
豆乳などにも含まれています。
ブタクサ、イネ科の雑草の花粉には、ウリ科の果物(メロン、スイカ)と同様にプロフィリンというタンパク質が含まれ、原因に
なっています。ただし、加熱加工すれば問題なくとることはできます。
主な花粉とアレルゲンの構造が似ていると報告されている果物や野菜に関してのまとめ
カバノキ科;バラ科(リンゴ、ナシ、もも、サクランボ、アーモンド)、セリ科(セロリ、ニンジン)、ナス科(ジャガイモ)、マタタビ科(キウイフルーツ)、ウルシ科(マンゴー)など
ヒノキ科;ナス科(トマト)
イネ科;ウリ科(メロン、スイカ)、ナス科(トマト、ジャガイモ)、マタタビ科(キウイフルーツ)、ミカン科(オレンジ)、マメ科(ピーナッツ)
キク科(ヨモギ);セリ科(セロリ、ニンジン)、ウルシ科(マンゴー)
キク科(ブタクサ);ウリ科(メロン、スイカ、キュウリ)、バショウ科(バナナ)など